
こんにちは!番組デスクのyです。
とうとう4月放送分の収録日を迎えました。
「家庭の医学」11年目の幕開けです!
こんな節目節目に発注するお弁当は私の中で決まっています。
「金兵衛」です。
「金兵衛」のお弁当には思い出がいっぱい詰まっています。
今日はこのお弁当にまつわるはなしを書いてみたいと思います。
少し長くなっちゃいますがいいですか?笑
私にとって初めての収録。。。
発注先は目白にある洋館、旧細川侯爵邸の「和敬塾」でした。
洋館の中にセットを組むという、スタジオ収録とは全く違う、それはそれは大がかりな建て込みでした。
右も左も、勝手もわからないわたし。
でもそんなわたしにかまうヒマもない先輩たち。
広い洋館の中で、お弁当をどこに出すのかだけでも迷い迷って、汗がふきでるぐらいでした。
そして、やってしまうのです。。。
お弁当が何十個も入った段ボールを、階段の上から落としてしまったのです。
ごろごろバラバラと落ちていくお弁当たち。
中身がでてきてしまい、じゅうたんの上に散らばっています。
青ざめたと同時に、涙があふれそうになって、なんにも見えなくなってしまいました。
もちろん先輩たちはわたしに気を留める余裕もありません。
こぼれたおかずをひろい、形の崩れたお弁当をなおし、食べれないものは段ボールにしまい、本番を待ちました。
当然、先輩スタッフのお弁当は足りなくなりました。
本当であれば夜ご飯の時間もとうに過ぎている収録後、ようやくお弁当にありつけるはずの先輩たちに形の崩れたお弁当を見せてお詫びすると、「あーこれでもぜんぜん食べれるよ」と一言。
心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
たかがお弁当。。。でもデスクの私にとって、”お弁当選び”はとても大事なしごとのひとつとなりました。
そんなこんなで、この記念すべき11年目初回のお弁当も、もちろん「金兵衛」です♡
わたしを初心に返してくれる想い出深いお弁当です。